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予防接種のご案内

当クリニックではお子さん一人ひとりの病歴や体質を細かく把握出来るので、
集団接種に比べて接種のタイミングやアフターケアを適切に判断できます。
また、アレルギー科も併設しているので、アレルギー体質のお子さんの予防接種においては、
ワクチンの成分や、アレルギー反応をおこした場合の対処など、その場で適切な対応が行えます。

予防接種の実施日について

● 予防接種は毎日随時行っております。月曜日〜金曜日の2:00〜2:30に予防接種だけの時間を設けています。

ご希望の方は03−3557−7950に電話、または直接受付にお伝え下さい。

● 上記時間帯でご都合が合わない場合には、通常の診察時間内にも予約できます。

自動受付の専用電話(03-3557-4890)で予約して、ご来院時に受付にお知らせ下さい。

ワクチンで予防できる子どもの病気

VPD (Vaccine Preventable Disease) 予防接種で防ぐことができる病気
という言葉を聞かれることでしょう。
これは死亡に至る、あるいは重い後遺症を残すような病気にかかる前に予防接種を受け、
身を守る(子どもの命、生活を守る)大切な知識と知恵です。
お医者さん自身が我が子にどんな予防接種をしているのか、なぜ必要なのかを外来で
機会がある毎にお話をしています。
わざわざ横断歩道のない道路を横切ること、突然、サファリパークで車から降りること、
軽装で、携帯も忘れ、富士山に登ろうとすること。
予防接種を知らないことは、そんなことと同じことかもしれません。
解らないことはご遠慮なくお尋ねください。

監修:国立病院機構三重病院 名誉院長 神谷 齊先生

ジフテリア

のどについたジフテリア菌が増えて、炎症を起こす病気です。38度以上の熱と、犬の遠吠えのようなせきが特徴で、重症になると呼吸困難や神経麻痺、心筋炎を起こし死亡することもあります。

三種混合(DPT)ワクチンで予防します

百日せき

連続したせきが長く続き、急に息を吸い込むので笛を吹くような音(ウーブ)をともなう呼吸困難、チアノーゼ、けいれん等が起こる病気です。乳児では無呼吸状態になることがあります。肺炎、脳炎、を併発することがあります。

三種混合(DPT)ワクチンで予防します

破傷風

土の中にいる破傷風菌が傷口から体に侵入し、菌の毒素でけいれんを起こす病気です。顔の筋肉が硬直して引きつったような表情になり、口が開かなくなることが特徴です。重症になると強いけいれんで呼吸ができなくなったりします。

三種混合(DPT)ワクチンで予防します

結核

せきや発熱が続く病気ですが、子どもの場合、せきなどの症状はあまり見られません。赤ちゃんの場合は、粟粒結核や髄膜炎など重症になりやすく、後遺症が残ったり、死亡することもあります。

BCGワクチンで予防します

ポリオ

小児麻痺とも呼ばれます。かかっても無症状か、かぜに似た症状だけですむ場合がほとんどですが、症状がでる場合は熱が下がった後に片側の手足に弛緩性麻痺を生じます。

ポリオワクチンで予防します

麻疹(はしか)

熱、鼻水、せきなどの症状ではじまり、熱はいったん下がった後、上がります。特有の赤い発疹が顔から全身へ広がります。子どもでは重い病気で、かかると肺炎や気管支炎、脳炎を合併することもあり、死亡する例もあります。

麻疹・風疹混合(MR)ワクチンで予防します

風疹(三日ばしか)

発熱、赤い発疹、首のリンパ節のはれの3症状が特徴の病気です。熱がでないことも多くかぜに似た症状で、ふつうは3日程度で治ります。重症になると脳炎や血小板減少性紫斑病になることもあります。

麻疹・風疹混合(MR)ワクチンで予防します

日本脳炎

感染したブタから蚊がウイルスを運んできて感染し、脳炎を起こす病気です。ヒトからヒトへはうつりません。かかっても大多数は無症状ですが、脳炎になると高熱、けいれん、意識障害がでます。治療が難しく、死亡や後遺症の危険性があります。

日本脳炎ワクチンで予防します

肺炎球菌感染症

肺炎球菌による病気で、脳を包む髄膜で炎症を起こす細菌性髄膜炎や菌血症、肺炎などを起こします。髄膜炎は早期診断が難しいため重症になりやすく、死亡や重い後遺症の残る例もあります。菌血症は髄膜炎の前段階となることがあります。

小児用肺炎球菌ワクチンで予防します

Hib(インフルエンザ菌b型)感染症

インフルエンザ菌b型という細菌(※インフルエンザウイルスとはまったく別のもの)による病気で、細菌性髄膜炎や喉頭蓋炎、肺炎などを起こします。5才までにかかることの多い病気です。髄膜炎は早期診断が難しく、重症化します。死亡や重い後遺症の残る例も多くあります。

ヒブワクチンで予防します

水痘(みずぼうそう)

強いかゆみのある赤い水疱をともなった発疹が全身にできる病気です。発疹は水ぶくれ、かさぶたへと変化します。脳炎や肺炎、皮膚の細菌感染症などを合併することもあります。

水痘ワクチンで予防します

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

発熱とともに片方または両方の唾液腺(※耳のしたからあごにかけての部分)、特に耳下腺がはれる病気です。ふつう1〜2週間で治りますが、無菌性髄膜炎や脳炎を合併することもあります。治らない難聴(片側)になったりします。

おたふくかぜワクチンで予防します

B型肝炎

子どもでは分娩時にB型肝炎ウイルスに感染しているお母さんからうつることがほとんどですが、まれに家族内感染もあります。肝炎になると、疲れやすくなって黄疸が出ます。慢性化すると、肝硬変や肝臓ガンの原因になったりします。

B型肝炎ワクチンで予防します

インフルエンザ

悪寒や発熱、頭痛、関節痛などの全身症状がみられる病気です。赤ちゃんがかかると気管支炎や中耳炎、肺炎を合併することもあります。脳症を起こすと死亡や後遺症の危険性が高くなります。

インフルエンザワクチンで予防します

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現在対応しているワクチンの種類

● 詳細については医師にご相談下さい。

対象疾病(ワクチン) 対象者 回数
3種混合
 (ジフテリア、破傷風、百日咳:DTP)
1期初回:生後3月から生後90月に至るまで 3回
1期追加:1期接種(3回)終了後6月以上おく 1回
2種混合
 (ジフテリア、破傷風:DT)
2期:11歳以上13歳未満 1回
ポリオ 1)生後3月から生後90月に至るまで 1〜4回 (注)
2)成人、海外留学をする方
麻疹(はしか)・風疹混合 生後12月から生後90月に至るまで 1回
日本脳炎 1期初回:生後6月から生後90月に至るまで 2回
1期追加:1期接種(2回)後概ね1年おく 1回
2期:9歳以上13歳未満 1回
インフルエンザ (注) 全年齢 1回又は
2回
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)(注) 1歳以上の未罹患の方 1回
みずぼうそう(水痘) 1歳以上の未罹患の方 1回
B型肝炎 1)HBs抗原陽性の母親から生まれたHBs抗原陰性の乳児 3回
2)ハイリスク者:医療従事者、腎透析を受けている者、海外長期滞在者など 3回
肺炎球菌 1)免疫正常者、高齢者、2歳以上の慢性心・肺・肝・腎疾患者、糖尿病者
2)2歳以上の免疫不全者
1回
A型肝炎 16歳以上:初回 2回
追加:初回接種後6月から2年 1回
狂犬病 (任意接種ワクチン)全年齢 9回
BCG 生後6月未満(諸条件で止むを得ない場合は1歳未満) 1回
Hib (インフルエンザ菌B型) (注) 2ヶ月から7ヶ月の乳児 3回
子宮頸がん (注) 10歳(小学5年生)から 3回
小児用肺炎球菌 (注) - -
ロタウイルス感染症 生後6週から24週(6ヵ月)の乳児 2回

注海外留学、海外勤務される方に
  海外留学用、海外勤務用診断書、ワクチン証明書を承ります。どうぞお気軽にご相談下さい。

注インフルエンザワクチンの接種時期について
  インフルエンザワクチンは接種してから効果が現われるまでに個人差がありますが通常2週間程度かかります。効果は6ヶ月間持続するとされています。毎年12月上旬までに接種しましょう。

注0才から4才までの予防接種スケジュールについて
  BCG、ポリオ、3種混合、麻疹・風疹、日本脳炎などの予防接種には対象年齢と標準的な接種年齢が指定されています。対象年齢とは勧奨接種の予防接種が一部または全額公費で受けられる期間のことで、これより早くても遅くても接種は全額有料(個人負担)になります。

注ポリオワクチンの接種回数について
 生ワクチンと不活性ワクチンによって接種回数が異なります。

注おたふくかぜワクチンについて
 当クリニックではニュージーランド産の牛利用のワクチンを使用していますのでご安心ください。

注Hibワクチンについて
 2ヶ月から7ヶ月の乳児対象に初回免疫接種として4〜8週間間隔で3回接種します。その1年後に追加接種します。

注小児用肺炎球菌ワクチンについて
 肺炎球菌に感染すると子ども、特に2歳以下では、細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)が多くみられます。この菌による髄膜炎は、年間200人くらい発生しています。肺炎が12,000人、この他、重い中耳炎や肺炎、菌血症や敗血症も起こします。これに引き替え、欧米では 2000年頃から子どもにも有効な小児用肺炎球菌ワクチンが使用されて、かかる子どもが激減しています。細菌性髄膜炎を起こすような場合でも早期診断は難しく、その後にけいれんや意識障害が始まってきます。診断がついても、抗菌薬が効かない耐性菌が多く、治療は困難です。ヒブ髄膜炎に比べて、死亡と後遺症の比率が少し高くなります。亡くなる方が10%前後、後遺症率は30−40%くらいです。肺炎を起こした場合も、ウイルス性肺炎と異なって、大変重症です。中耳炎の場合でも、耐性菌が多いので、重症で治りにくくなります。基本的に、上記のように重症になります。髄膜炎による後遺症として、発達・知能・運動障害などの他、難聴(聴力障害)が起こることがあります。2010年2月24日より接種開始となりました。

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注子宮頸がんワクチンについて
女性特有の癌である子宮頸がんのワクチンが2009年に承認されました。接種対象は10歳以上の女性です。
子宮頸がんの主要な原因であるヒトパピローマウイルス16型、18型の感染を予防するワクチンです。
外国ではすでに多くの国で実施されています。接種年齢は12歳前後が最適です。
3回接種が必要で、接種後20年間は免疫効果があるといわれています。このワクチンにより子宮頸がんの70%の発症を予防できるとの報告があります。ワクチンは高価なため国の補助が必要になるでしょう。

練馬区に住民登録のある中学3年生の女子は公費負担で接種できます。
対象の方は平成24年3月31日までに1回目を接種しましょう。

接種は問診表の記載と診察後に行ないます。婦人科的な内診はありません。

公費の対象 : 
練馬区在住の中学3年生の女子
*平成22年度の対象の方は、平成7年4月2日〜平成8年4月1日生まれの方
*平成23年度の対象の方は、平成8年4月2日〜平成9年4月1日生まれの方

公費による接種の期限(予防接種票の有効期限) :
平成22年度の対象の方、平成23年度の対象の方ともに、平成24年9月30日までです。
※ワクチンの供給不足の影響に伴い、有効期間を延長しました。22年度の対象の方にお送りした予防接種票には、有効期限が平成23年10月31日までと表示されていますが、そのまま平成24年9月30日まで有効に使用できます。

注子宮頸がんワクチンの種類と特徴について
子宮頸がんワクチンは「サーバリックス」と「ガーダシル」の2種類から、ご希望によって選択できます。
医師と相談しましょう。
どちらのワクチンも公費で接種できますが、どちらかのワクチンを接種すると、途中から他方に変更することはできません。

ワクチン サーバリックス ガーダシル
薬品名 組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ由来) 組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)
国際誕生 2009年10月 2006年6月
国内発売 2009年12月 2011年8月
公費助成開始時期 2011年2月1日 2011年9月15日
予防できるHPVの型 HPV16型・18型(高リスク型) HPV16型・18型 (高リスク型)
HPV6型・11型
効能・効果 ヒトパピローマウイルス16,18型感染に起因する以下の疾患の予防
・子宮頸癌(扁平上皮細胞癌、腺癌)
・その前駆病変
 子宮頚部上皮内腫瘍2,3
ヒトパピローマウイルス6,11,16,18型感染に起因する以下の疾患の予防
・子宮頸癌(扁平上皮細胞癌、腺癌)
・その前駆病変
 子宮頚部上皮内腫瘍1,2,3
 上皮内腺癌
・外陰上皮内腫瘍1,2,3
・膣上皮内腫瘍1,2,3 
・尖圭コンジローマ
接種回数 3回接種(筋肉内に注射)
(1)初回・・10歳以上の女性
(2)初回の1ヶ月後
(3)初回の6ヶ月後
3回接種(筋肉内に注射)
(1)初回・・9歳以上の女性
(2)初回の2ヶ月後
(3)初回の6ヶ月後
接種部位 上腕三角筋 上腕三角筋または大腿四頭筋
予防効果の持続期間 確立していない 確立していない
子宮頸癌を予防するための
カットオフ値
確立していない 確立していない
今後、追加接種が必要になる可能性 可能性あり 可能性あり
安全性のデータ(副反応) 認時の国内臨床試験
(対象612人)
承認時の国内臨床試験
(対象562人)
注射部位の疼痛(痛み) 99.0% 82.7%
注射部位の紅斑(赤み) 88.2% 32.0%
注射部位の腫脹(はれ) 78.8% 28.3%
注射部位以外の副反応(合計) 記載無し
13.3%
注射部位以外の副反応
(発熱)
5.6% 5.7%
注射部位以外の副反応
(頭痛)
37.9% 3.7%
ワクチン供給メーカー グラクソ・スミスクライン株式会社 MSD株式会社
メーカーが作成した
子宮頸がんワクチン
のサイト
すべての女性に知って欲しい
子宮頸がん情報サイト
allwomen.jp
もっと守ろう.jp
http://www.shikyukeigan-yobo.jp/
ワクチン供給状況 現在、ワクチンは十分流通しています 9月〜10月はワクチンがやや不足するかもしれません

厚生労働省による「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業に関するQ&A」(自治体向け)の資料がありますが、サーバリックスとガーダシルの「効能」を直接比較した報告はありません。今後、HPVの方ワクチンを接種した方々の追跡調査によって間接的にですが効果を比較できるようになるでしょう。

子宮頸がんに関する疑問に答えているサイトは他にもあります。以下のサイトもご覧になって理解を深めることが大切です。

子宮頸がん予防4U外部リンクへ
子宮頸がん征圧を目指す専門家会議外部リンクへ
小泉重田小児科(高崎市)外部リンクへ

注参考1:HPVの型

HPV(ヒトパピローマウイルス)は子宮頸がんや尖圭コンジローマの原因ウイルスであることが知られています。HPVウイルスには多数の型があり、最近は子宮頸がんの原因になる10数種類を「高リスク型」、尖圭コンジローマなどの原因になる型を「低リスク型」と分類する場合もあります。
「高リスク型」のHPV16,18型はどちらのワクチンでも予防できます。
「低リスク型」のHPV6,11型はガーダシルは予防できますが、サーバリックスでは予防できません。

注参考2:予防効果の持続期間

サーバリックスもガーダシルも子宮頸がんの予防効果があります。その効果がいつまで長続きするのかは両ワクチンとも判っていません。
予防効果の持続期間はワクチンを受けた方を追跡調査して調べています。数年毎に追跡調査の中間報告を出し、きちんとした結果が出た時点で持続期間が延長されてゆきます。
現時点では、サーバリックスは8.4年間、ガーダシルは7年間の持続期間が報告されています。両ワクチンともに、日々、一日ごとに持続期間は延びていると解釈して下さい。

注参考3:カットオフ値

子宮頸がんの原因であるHPVの感染を食い止めるためには、HPVウイルスに対する中和抗体が必要です。この抗体価が高いほうが予防効果が高く、効果も長持ちします。
では、最低で、どの位の抗体価があれば予防できるのでしょう。この抗体価のことを「カットオフ値」と呼びます。
実は現在のところHPV感染を食い止めるために必要な最低限の抗体価、ないし、子宮頸がんを予防できる最低限の抗体価、すなわち「カットオフ値」は両ワクチンともに判っていないのです。
遠い将来、このカットオフ値が判るようになれば、ワクチンの優劣を数字で議論できるようになるでしょう。

注参考4:追加接種の要否

ワクチンを接種した方にはHPVに対する抗体が獲得されます。しかし、抗体は徐々に減ってゆくという性質があります。今後、研究が進むにつれて、あなたが接種したワクチンの予防効果の持続期間や抗体のカットオフ値が次第にはっきりしてくるでしょう。
将来、あなたの抗体値がHPV感染を予防できる下限に近づいた場合は、抗体を安全レベルまで引き上げるために、再度、HPVワクチンを「追加接種」する必要があるかも知れません。
現時点ではサーバリックスもガーダシルも共に追加接種が必要になる可能性があります。

注参考5:副反応

サーバリックスとガーダシルのワクチン承認時における国内臨床試験成績を比べると、若干サーバリックスの方が副反応の頻度がが多いようです。 しかし、当院では現在まで、副反応のためにサーバリックスの接種を中断した方は一人もいらっしゃいません。 注射ですから、針を刺す時と、筋肉内に薬液が押し込まれる時は、どなたでも痛みを感じます。また、感じ方には個人差があります。 当院では副反応の頻度の違いを「ワクチン選択の基準」にすることはお勧めしておりません。

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