| 疾患名 |
特徴 |
主な症状 |
|
百日咳
|
最初はくしゃみや咳など、風邪に似た症状で始まり、その後、百日咳特有の咳をするようになります。
完全に咳が出なくなるまで2〜3ヶ月かかることもあることから、「百日咳」と呼ばれます。
|
咳が出始めると、激しく咳き込む。最後にヒューッという笛のような音を立てながら、大きく息を吸い込む(レプリーゼ)。咳が出ている間は息ができないように見えます。
また、咳き込んだあと、嘔吐することもあります。夜間に激しくなるのも特徴。
一回の咳発作は2〜3分ですが、このような発作が一日に数十回起きます。
特有の咳が2〜3週間続いた後は徐々に回復していくが、完治まで2〜3ヶ月かかります。
特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんの場合、無呼吸発作(一時的に息ができなくなる)を起こすことがあるので、早めに受診して下さい。
|
|
麻疹(はしか)
|
麻疹ウイルスの空気・接触感染によって発病します。感染力が非常に強く、免疫のない人には高確率で感染し、発症します。
|
ウイルスが体内に入っても症状が出ない潜伏期間が約10日間あります。
続いて38℃くらいの発熱、咳、鼻水が約3日出ます。
一旦熱が下がりそれから高熱になって全身に発疹が出ます。
|
|
ノロウイルス感染症
(Norovirus infection)
|
ノロウイルスは冬季に流行するウイルス性胃腸炎の主要な病原体です。小児から老人まで幅広く感染し、冬季にカキなどを介した集団食中毒を起こすほか、密接な接触によるヒト・ヒト感染が、家庭内や学校、福祉・養護施設などで多発します。
|
嘔気、嘔吐、下痢が主症状ですが、胃の痛みなどの腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋肉痛、咽頭痛などを伴うことがあります。健康な方では通常2〜3日以内に改善しますが、高齢者や免疫力の低下した小児では稀に死亡することもあります。
|
|
感染様式
カキなどの魚介類を介した食中毒として流行する場合と、感染者の吐物や便を介した糞便経口感染や飛沫感染によるヒト・ヒト感染があります。
●食中毒:
幼稚園・保育所、病院・福祉・養護施設や客船の中などヒト・ヒトの密接な接触が起こる場所で、トイレ後や食事前の手洗いが不十分であったり、また患者を看護したり吐物や便を取り扱ったりした際に感染します。
ごく少量のウイルス粒子が口から摂取されただけで感染することが知られおり、感染力は大変強いと考えられます。感染は北半球全域では12月から3月に流行します。
潜伏期間:
ウイルスが体内に入ると1〜2日以内に発病します。また注意すべきことは症状消失後も患者糞便中には3〜7日間はウイルスが排出されるといわれている点です。
治療方法:
小さいお子さんは脱水になりやすいので 早めに受診してください、水分補給を十分に行うことが重要です。経口摂取が出来ない場合や、脱水になりやすい小児や高齢者では点滴による補液を実施することが必要な場合もあります。
予防・消毒方法:
カキなどの貝類の生食を避けるとともに、手洗いやうがいなどの衛生習慣を徹底することで予防できます。狭い空間で多数の人々が長期間密接な接触をする客船内や、病院・介護施設などでは集団感染の危険が高いといえます。こうした場所では手洗いやうがいに心がけましょう。
またノロウイルスは60℃程度の熱には安定で、消毒用アルコール、胃液や低レベルの塩素でも不活化されにくいため、患者の吐物や糞便の付着した物質の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックス)による消毒が必要で、食品などを加熱する際は85℃以上で少なくとも1分間加熱することが必要です。
|
| インフルエンザ |
インフルエンザは、流行して乳児や高齢者の死亡率を高めることもある恐ろしい病 気です。
インフルエンザの初期に有効な治療薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)があります。この治療薬の早期投与で発熱期間が2日から2.5日短縮できます。
従ってインフルエンザ流行時の風邪症状の際には、早めに受診することが大切です。
迅速診断キット(15分程で)で容易にA型B型のインフルエンザを診断できます。
ワクチンされる方は急いで下さい。ワクチンを接種しておけば、かかっても軽く済むことが期待できます。
|
合併症としては気管支炎、肺炎、中耳炎などがあり、せきの悪化や発熱が継続する時は、これら合併症を注意しなければなりません。
数は少ないのですが痙攣(けいれん)や意識障害が見られる脳症も注意が必要で す。
発症後1日目でうわ言を言ったり、痙攣を起こしたときはすぐに病院に行って下さい。
|
|
ヒブ(Hib)
|
Hib(ヒブ)とはインフルエンザ菌B型のことです。
この細菌に対するワクチンが2008年12月に発売され接種できることになりました。インフルエンザという言葉が入っていますがインフルエンザウイルスとは全く別の細菌です。
乳幼児の細菌性髄膜炎の原因の大半を占める菌です。
インフルエンザ菌による髄膜炎は難治性のことが多く生後3ヶ月から2歳のお子さんがかかりやすいです。
日本の年間発生数は600人と報告されており死亡率は約5%(年間約30人)。
接種方法は皮下注射です。
対象は2ヶ月から7ヶ月の乳児です。
初回免疫接種として4〜8週間間隔で3回接種します。その1年後に追加接種します。
他の予防接種と同時接種が可能です。
2ヶ月になったら初回接種またはBCG接種時に初回接種をお勧めします。
諸外国では、10年以上も前からヒブに対するワクチンを定期接種し、ヒブによる深刻な病気は100分の1程度に激減しました。WHO(世界保健機関)でも乳児への定期接種を推奨する声明を出しています。
|
ヒブは、子どもさんの鼻やのどにいることがありますが、そのままでは病気になりません。
ヒブが血液や肺の中に侵入すると、髄膜炎や敗血症・急性喉頭蓋炎などの深刻な病気をひき起こします。
通常5歳以下の乳幼児がかかります。 後遺症は約25%のお子さんにでます。
|
|
溶連菌感染症
|
溶連菌は溶血性連鎖球菌の略称です。溶連菌には多種存在し、このうち特に問題になるのは病原性の強いA群β型溶連菌です。のどや鼻からの飛沫を介して感染し、潜伏期2〜4日です。
A群β型溶連菌には4〜5種類のタイプがあるので、何度(回)も感染します。
|
症状は、咽頭炎や扁桃腺炎であり、急激な高熱、のどのいたみ、頭痛、嘔気、腹痛などの症状で発症します。
また全身に発疹が出て真赤になったり(猩紅熱)、舌がイチゴのように赤くなること(苺舌)もあります。溶連菌感染症で一番問題となることは、上記の症状が治癒後に自己免疫反応による合併症であるリウマチ熱(発熱や関節、心臓など身体各部に炎症が起こる症状)や糸球体腎炎(浮腫、血尿、蛋白尿、高血圧が症状)などを引き起こすことです。
この溶連菌自体は抗生剤(ペニシリンやセフェム系)の服用でよくなり,熱は1〜2日で下がります。下がれば登園・登校ができます。
しかし、よくなって服用を止めてしまうと症状が再発したり、また、いったん治癒から2〜3週間後に問題となるリウマチ熱や糸球体腎炎の合併症を起こす可能性があります。合併症を防ぐために、約5-10日間、抗生物質を飲むことが勧められています。そして腎炎が起こっていないかどうかチェックのため、約1ヶ月後に尿の検査を行います。
|
|
マイコプラズマ
気管支肺炎
|
-
|
-
|
|
咽喉結膜熱(プール熱)
|
アデノウイルスの接触感染が原因で、幼児や学童に多くみられます。プールを介して感染することが多いので、プール熱とも呼ばれます。プール以外の様々な原因でも感染します。
|
38度〜39度の発熱
のどの痛み
目の炎症・結膜炎
|
|
ヘルパンギーナ
|
いわゆる「夏かぜ」と呼ばれるものの一つで、例年夏をピークに流行します。咳やくしゃみなどで「コクサッキーウイルス」が飛沫感染または接触感染します。
|
38度〜40度の高熱
口の中の粘膜に小さなすいほうがみられることがある。
おう吐、のどの痛み、全身倦怠感等も現われる。
|
|
手足口病
|
コクサッキーウイルス、エンテロウイルスが咳やくしゃみなどで飛沫感染や接触感染する病気です。ヘルパンギーナと同様夏に流行します。
|
高くても38度位の発熱
病名どおり口の中・手・足に発疹やすいほうが出来る。
のどの痛み、食欲不振など
|
|
水痘
|
水痘は軽症と誤解されがちですが日本で毎年年間24万人かかりうち1655人が入院さらに7人が死亡という2005年の報告があります。
大人がかかると重症になることが多く、肺炎や免疫のない妊婦さんでは低体重、手足の奇形、小頭症の病気を持った赤ちゃんが生まれる危険性があります。
ぜひ子どものうちから免疫をつけて下さい。
|
2〜3週間の潜伏期間の後に発疹があり、はじめは小さな紅い斑点で、2〜3日で水疱、さらにかさぶたになる。3日間は新しい発疹が次々にできるため、水疱やかさぶたなど、いろいろな時期の発疹が混在し、胴体や顔に多く手足は少ない分布を示す。かゆみが強く口の中にできる場合もある。
発疹とともに発熱が2〜3日続く。
|
|
おたふく
(流行性耳下腺炎)
|
-
|
-
|
|
白色便性下痢症
|
-
|
-
|